2023年のゲーム振り返り
ほかのことも2024年中には振り返っていきたいと思う。
- とても良かったゲーム
- 良かったゲーム
- ゲーム
- 12. Starfield
- 13. ゼノブレイド3:DLC4(新たなる未来)
- 14. ファイアーエムブレムエンゲージ
- 15. スイカゲーム ※2024/01/15 書き忘れてたので追記
- 16. スーパーマリオブラザーズ ワンダー ※2024/01/16 書き忘れてたので追記
- 17. Pineapple on pizza
- 18. 8番出口
- 19. Marble It Up! Ultra
- 20. q.u.q 21. 上に天井がある 22. Milk inside a bag of milk inside a bag of milk 23. Milk outside a bag of milk outside a bag of milk 24. HOPE LEFT ME
- ソーシャルゲーム
- レトロゲーム
- 嫌な気持ちが残ったゲーム
とても良かったゲーム
1. The Cosmic Wheel Sisterhood
The Cosmic Wheel Sisterhood最高だった。自作のタロットで、今どうするかじゃなくて未来のことや過去のことを占う(≒決める)時、運命が無限にありそのすべてがつかみ取れるようですごすぎ。主人公がヒッピーなのもいいし、いろんな見た目や考えの魔女がいて楽しい
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年8月29日
言いたいことはツイートの通りなんだけど、更に言うと、主人公は辺境の星の家の中に幽閉されていてほぼひきこもり状態だって言うのがあって、にもかかわらずそこから宇宙の運命のすべてをつかみ取れるようなのがかっこいい。
あと今思い出したのが、ゲームの魅力を毀損するわけじゃないんだけど、あるキャッチコピーを選ぶシーンで「Make America Great Again」をもじったコピーを選択したら登場人物に止められて選べなかったのが残念だった。
運命のすべてに手が届くように思えるのに、トランプネタの選択肢が存在して現代のリベラルの価値観によって軽く馬鹿にされてしまうことがゲームを矮小化しているようだった。もっと大きなものを描いているのにって感じ。
1位に挙げたゲームの良くないところをいきなり思い出しちゃったけど、それは些細な点で、めちゃくちゃおもしろいゲームだった。
2. BLACK SHEEP TOWN
ヤク中やミュータントたちが暮らす街でギャングが抗争したりする群像劇で、と説明すると物騒な話なんだけど、それがかえって普通の人々の普通の生活だと感じられるようだった。
自分が社会からドロップアウト気味だったりするからかもしれないし、性格なのかもしれないし、そもそも現実ってヤク中やミュータントがギャングをやりながらつつましく生きるようなものなのかもしれないし、
僕が手がけたゲームシナリオのなかで一番良く書けている作品なので宜しくお願いします。
— 瀬戸口廉也 (@gyyuiuui) 2022年12月27日
いーや、単に瀬戸口廉也がめちゃくちゃ良く書けているからだね。
ブラックシープタウンはヘドロ団地のひとたちと灰上姉妹がいいな。セトレンはさあ、スラムに転がってるヤク中とかミュータントとか、そういう社会から外れた人たちの心の拠り所や祈りを、優しく描いてくれるんだよな〜。救われる〜
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年2月9日
こういう良さもめちゃくちゃ出ていた。マジでいいゲームだった。
システムとしては、「~月~日 灰上姉妹」みたいにいろんな登場人物の断片的なエピソードを読んでいく形式で、選択肢は一切存在しなかった。人の生死がかかった場面などでも選択肢が現れず、いろんな人がそれぞれの選択で生き残ったり死んでいくのが良かった。このゲームの登場人物の人生を決めるのはおれじゃないと思うからすごく良かったね。選択肢を作らないという意図を感じたし、解釈一致だ。
あと、ファンアートの話になるけど、https://twitter.com/hide_tani さんのBLACK SHEEP TOWNの投稿好き。
black sheep town 熨田さくら pic.twitter.com/pLUbyCRckB
— ひで谷 (@hide_tani) 2022年12月12日
かっこいい。
3. ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
特に風の神殿あたりまでがすごすぎて、風のボス戦はオールタイムベスト級の楽しさだった。
こんな大規模な3Dのゲームで、縦方向の動きがあってウルトラハンドとかいう謎のシステムもあって、これを成立させる大変さを想像するとめまいがしてくる。めちゃくちゃおもしろいゲームだったけど、それよりも偉いとか尊敬するといった言葉がまず出てくる。
ゼルダ、本当にすごい!(ゼノブレイド3のミオのセリフ「セナ、本当に強い!」より)
風の神殿あたりまでがすごいと書いたけど、そこから先もオールタイムベストじゃないってだけでめちゃくちゃおもしろいし、最高のゲームを作ろうとしている意気はずっと伝わってきた。
こんな風におもしろいゲームを作ることに一心に向かうひとたちがいるってことに現実感がないよ。熱意ありすぎ。ゲーム業界は黎明期なのかよ。
4. Endless Monday: Dream and Deadlines
主人公のペニーは先延ばし癖のある会社員で、オフィスにいても仕事をサボってマンガを描いたり、スマホでゲームをしたりしてばかりいました。 締め切りが月曜日に迫ったこの週末、先輩を失望させないため(そしてクビにならないため)、なんとかインスピレーションを湧かせ、あらゆる誘惑に打ち勝って、無事プロジェクトを完成させなければなりません。 その過程で、自分についても何かを学ぶことになるでしょう。
というsteamの説明文の通り。現実感のあるオフィスワークの嫌さと良さがあって、空想とのバランスも良くて楽しかった。そして登場人物もみんなかわいい。
5. ストリートファイター6
マリーザでダイヤ2くらいまでやった。今はちょっと間が空いてしまって遊んでいない。ランクが下がるのが怖い。ダイヤ2にしがみついていたい。でもエドが来たら復帰したい。アシストコンボ弱が小P123でそこからSA3も繋がるぞ~とか想像していると楽しい。
大会を見たり配信を見たりはじゃんじゃん続けているので、スト6シーンや配信の感想の記事を書く気持ちになったら掘り下げていきたい。
6. パラノマサイト FILE23 本所七不思議
両国住みなので近所の話じゃんという楽しさがまずあった。本所七不思議徒歩圏内。
ツイートもした気がするけど、あやめちゃんの葛飾北斎を蘇らせたいという願いが良かった。
子供や恋人を生き返したいとか交通事故を無しにしたいとかみんなが理解できる願いも良いけど、人間って個人の内面と社会とのバランスで形作られているわけだよね。
パラノマサイトが社会に受け入れられる願いしかだけしか描かれないゲームだったらあんまり楽しくなかっただろうと思う。あやめちゃんがいることですごくバランスが良くなってる。
絵も良かった。昭和の頃の話なので、奥田さんが聖子ちゃんカットだったりみんなかわいい。
良かったゲーム
7. Cookie Clicker
うおおおやったー🍪 trevigintillion という単位を日本人脳で 10,000 duovigintillion だと思っちゃってたんだけど 1,000 duovigintllionだった! あと10倍もあるのかと思ってたー。プレイ時間は 4,300 時間くらいだった pic.twitter.com/F6eDPu9QUC
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年11月14日
ついにクリアした。またアプデが入ったらやろうと思う。
クッキーと言えばチップスアホイ最近食べてないので食べたい。
8. Backpack Battles Demo
いわゆるオートバトラーの一種で、毎ターン買い物をしてバックパックにアイテムを詰めて戦闘して、を繰り返す。だらだら遊べる。結構楽しかった。
帰省したら弟がめっちゃやりこんでておもしろかった。
さっきsteam見たらリリース予定が2024/04になってたのでリリースされたらまたちょっとやってみよう。
9. Ratopia
徴税の瞬間がチャリンチャリン言って楽しい。数日間くらいは起きてるときずっとやってた気がする。でもエンディングまではまだ行ってないので、いろいろアプデされたタイミングで復帰したい。
sasatikk、とろちゃん、たぬき忍者の配信も楽しかった。Ratopia配信はとりあえずつけておくのにちょうどいい。
10. ファミレスを享受せよ
懐かしいフリーゲームの雰囲気。閉じられた場所での淡々としたコミュニケーションが、未来や宇宙や別の文明に繋がっていく塩梅も良かった。クリア後のギャラリーモードに添えられた文章がエピローグのようになっていたのも楽しかった。
おれがおじさんだからかもしれないけど、ちょっとだけタイトルが恥ずかしいから、「ファミレスは楽しい」くらいの方が好きだったかもしれない。英語版の「Enjoy the diner」はしっくりくる。
11. As Dusk Falls
BLACK SHEEP TOWNの感想で選択肢がないのが良かったと書いたけど、As Dusk Fallsは選択肢がすごく良かった。自分の意思で人生が変わるんだぞということが表現されていたと思う。選択肢があったら良いか悪いかはゲームによるね。
紙芝居的なグラフィック表現も、(おそらく)予算の制約の中で効果的な表現を模索しているようでおもしろかった。
ゲーム
12. Starfield
10年前のゲームをやっているようではあるけど、おれは2023年もガラケーのゲームやったりSFCのゲームをやったりもしてるし、古臭いからと言ってことさら悪く言うこともないなと思う。
変に期待してなかったのもあってか、結構楽しくクリアまで遊べた。2週目はやってない。
ベセスダのゲームがずっと同じでTES6も同じだとしても、数年に一回くらいこんなゲームを遊ぶのもまあいいんじゃないかと思ってる。
13. ゼノブレイド3:DLC4(新たなる未来)
ゼノブレイド3のDLCやってる。目的地に着いたらカットシーンはじまっちゃうからマップ探索してよーっと。いつまでいろんなネーミングを「キズナ」一本で行くのか。ゼノブレイド1や2の人が出てくるし、ギアスとかサーガとかクロスの人も来なよ。みんなでワイワイ楽しもう
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年4月28日
やったのが結構前な上にどこが本編でどこがDLCかうろ覚えだ。みんなでワイワイして欲しいという思いは今もある。
ゼノブレイドもずっと同じゲームだから、そろそろゼノブレイドXの続編をお願いしたい。新たなゼノなんとかでもいい。
14. ファイアーエムブレムエンゲージ
これも年始のゲームだから感想忘れちゃった!
エンゲージおわた。ユナカ氏の回避とパネトネの力が頼りになった。ゲームのストーリーがいまいちとかは気になんないなと最初は思ってたけど、確かに悪かったな。歴代主人公たちは邪竜の力でセリフを読まされています
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年1月28日
という感じだった。Xありがとう。イマイチなところもあったけど、楽しくてかわいかった気もする。
15. スイカゲーム ※2024/01/15 書き忘れてたので追記
なんか流行ってたゲーム。楽しい。3000点いけてないいのが心残りだ。
16. スーパーマリオブラザーズ ワンダー ※2024/01/16 書き忘れてたので追記
2Dのマリオへのモチベーションは特にないけど、やってみたら結構おもしろかった。
こんなビッグタイトルでゾウになるみたいな力の抜けたアイディアを出せるのが良いと思う。昔から地蔵になったりタヌキになったりするのが楽しかったわけだからね。
17. Pineapple on pizza
なんか流行ってたゲーム。住民の動きに個性があって楽しかった。配信もいろいろ見た。あと最近パイナップルが好きなので名前を評価してる。
18. 8番出口
なんか流行ってたゲーム。
8番出口は2時間半くらいかかった。1時間くらいで終わってるたらおもしろかったという感想にもなりそうだけど、あと一回でクリアからの失敗が何度かあって個人的にはムカつくゲームという感想だった。おもしろかったかどうかが異変の気づけ具合によるのでかなり運ゲー
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年12月8日
と書いたように結構詰まっちゃったけど、楽しく遊べたと思う。配信もいろいろ見た。
19. Marble It Up! Ultra
権利や開発者にどの程度つながりがあるかはよくわからないけど、「Marble Blast Ultra」の精神的続編みたいなビー玉転がしゲーム。
ビー玉を転がしてスピードが出すぎてジャンプしてコースアウトしたら楽しい。
でも家でビー玉転がしててもいいかも。
20. q.u.q
21. 上に天井がある
22. Milk inside a bag of milk inside a bag of milk
23. Milk outside a bag of milk outside a bag of milk
24. HOPE LEFT ME
こういう小粒なアドベンチャーゲームをたくさんしていると、たまにめっちゃ合うやつがある。
この5本はどれも結構おもしろいものの、精神疾患を表現したようなのはあまり自分の好みじゃないということも徐々にわかりはじめている。過去を振り返ればゆめにっきが意味不明でつまらなかった。
ソーシャルゲーム
毎日やってるものなので特に順位とかは付けない。
クッキーランキングダム
引き続きやってる。おもしろい。
クッキーランのVRゲーム(クッキーラン:暗闇の夜)も出ていてそっちも気になるんだけど、そのためにMeta Quest 3買うのもなーと気が引けている。
ちなみに、Meta Quest 3のテレビCMとかTwitch CMでおなじみのこのキャラクターがクッキーランの主人公「勇敢なクッキー」です。覚えて帰ってね。
ポケモンスリープ
ほぼ毎日寝てる。もうちょっとで4個目の島に行けそう。
楽しくやってるけど、寝顔の高ランクがみんな「おなかの上寝」なのはイマイチだと思う。
ラクしてないか?
レトロゲーム
古いゲームなので特に順位とかは付けない。
探偵・癸生川凌介事件譚vol.1~13
石山貴也繋がりでパラノマサイトの後に遊びはじめた。G-MODEアーカイブスでやってるんだけど、ケータイっぽいUIもなんかいい。
ブレスオブファイア竜の戦士
昔のRPGをたまに挟んでいきたいみたいな気持ち、あるよね。
ディースがレベルアップがひとりだけ異様に早くて、更にレベルアップの度に大量の魔法を覚える。昔から生きてるけど長い間寝てて鈍ってる賢者という設定がテキストを使わずに表現されていて感心した。レベルアップでどんどん力を取り戻していく実感があった。
賢者タイプのキャラクターは初めから魔法をたくさん覚えていて成長しにくいジジイというのが定番だけど、成長しまくるのもすごみがある。
あと、序盤はどこにいってもボスが「しょうぐん」だったので、もう逃がさないで殺したほうが良くない?と思った。
魔神転生 blind thinker
やってない昔のメガテンシリーズをたまに挟んでいきたいみたいな気持ち、あるよね。まだ結構やってないのがあるので年1,2本やっていく気持ち。
嫌な気持ちが残ったゲーム
- 期待していた
- おもしろいけどどうしても嫌な部分がある
- 評価が高いのはわかるけど嫌い
といった理由で、嫌な気持ちが強く印象に残ってしまったゲーム。
嫌なんて言わなくていいのに偏屈だねーとも思うし、嫌な気持ちも全部言っていこうとも思う。どっちの意見もあるよね。でももう書いちゃったからね、嫌なゲームです。
Sea of Stars
The Messengerが好きだからめちゃくちゃ期待していたんだけど、開発者の作家性が鳴りを潜めてしまっていて残念だった。
丁寧に作られているのは感じるけど、なんだか単調なゲームで、このゲームは何のために作られたんだろうというような疑問も湧いてしまった。
クリア後の開発室での店主の言葉を聞く限りではかなり開発は難航していたようだし、いろいろな紆余曲折や悩みもあったのかもしれないし、チームが大規模になりすぎて尖っていた部分が均されてしまったのかもしれない。
プレイヤーのおれにはなにもわからないので、期待してた割にはイマイチだったな~とだけ素直に記憶しておく。
引き続き応援はしているから、いつか次回作を作ってくれることを楽しみにしている。
ヒラヒラヒヒル
ヒラヒラヒヒル、大正初期の雰囲気が良く描かれてておもしろかった。当時の学生は粗暴でおもしろい。絵も良かった。でもこのゲームに選択肢は要らなかったんじゃないか。デザイン上の意義やジャンル(エロゲーなど)からの要請があるわけでないなら、瀬戸口廉也に決めて欲しい
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年12月4日
と書いたように、すごくおもしろいゲームだとは思うんだけど、選択肢が残念だったなーというのが印象に残ってしまった。こいつらの人生を決めるのはおれじゃないと思う。
2、3の選択肢でファンタジーとしか言えないハッピーエンドになるし、そして他方のエンドは当人たちにとって苦しいものだったりする。プレイヤー=登場人物として選択しているようには思えないデザインだから、ただ人生を引き裂いているようだった。デザイン上の意義やジャンル(エロゲーで女の子ごとの分岐など)からの要請もないのになぜこんなことをしてしまうのかと悩ましい気持ちになった。
あと、病気で差別されるひとたちの病院というモチーフはBLACK SHEEP TOWNにもあったから、別に何度似たモチーフを描いたっていいんだけど、発売も近かったし新鮮味が薄かったなーとも思う。
どうしてもBLACK SHEEP TOWNと比べてしまった。遊んだタイミングもある。
ちゃんとおもしろいゲームだとは思う。でもさー、選択肢が(以下繰り返し)。
GOODBYE WORLD
GOODBYE WORLDやった。ゲームクリエイターの二人組をテーマに挫折や葛藤が描かれていて短いながらじーんとした、だけにエンドロールの後のところは好きになれないな〜。目先のひとウケのためにそれまでの良さが毀損されたようで悲しい。次はパラノマサイトしようかな
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年3月22日
という感じ。小粒ながらいいゲームだったのにもったいない。
COCOON
COCOON、変なゲームだったな。非言語かつシンプル操作で世界が入れ子構造になったパズルをし続ける。一見複雑なようでそこまで混乱しないのは良くデザインされてるとは思うけど、それがなんだってんだ。パズルするために生まれて来たんじゃねーよ!とキレそう。INSIDEのようなナラティブもそんなない
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2023年10月9日
めちゃくちゃ良くできているけど(Steamでも圧倒的好評)、おれの偏屈さがこのゲームを許さない。ひたすらパズルさせやがってふざんけんなと今思い返しても嫌な気持ちになる。
自分からパズルゲームをやったのに。
ウーマンコミュニケーション(未プレイ)
センシティブワードを見つけるというシステムが中心にある時点でどうやってもおもしろくならないだろうという気持ちがある。
間違い探しのようにテキストを読むのなら登場人物たちを人間として捉えにくくなってしまうから、そこでアドベンチャーゲームとしては一段階どうしてもつまらなくなる。登場人物に対して何かを感じることができるのだろうか。それを取っ払うようなシナリオ上の仕掛けなどがあったとしても、もともとなくて良かった壁を設置して取っ払っただけだろうと思う。
でも評価は結構高いんだよね。
センシティブワードを見つけるというシステムが単におもしろがられている(NKODICEのように)のか、ほかの楽しさがあるのかは少し気になっていて、もしかするとそのうちやってみるかもしれない。
渡辺2万字インタビュー「今年何をしたか、何を感じたか」自身の2022年を振り返る
ーー本日は宜しくお願い致します。今年の頭に仕事をやめられていたようですが、この一年はどのように過ごしていたんですか
渡辺:はい、今年は仕事を辞めてから時間もあったので、ゲームをやったり本を読んだり舞台を見たりとインプットに努めていましたね。印象に残ったことをまとめたので詳しくは下記を読んでください。
趣味
ゲーム
Steam と Switch で今年プレイ時間が多かった上記のゲームと、そのほか今思い出せたゲームをいくつかピックアップ。本数としてはもっと遊んではいる。今年はそんなにゲームはやってないなって思ってたけど、振り返ってみるといろいろ遊んだなーと思う。
マーベルスナップ
ゲームのルールの説明はめんどうくさいのでしないけど、まず前提としてめちゃくちゃおもしろいカードゲームで、その上でほかにはない特徴としては
- デッキが12枚(めっちゃ少ない)
- 1試合が3分くらい(めっちゃ短い)
- 6ターン(たまに4ターンや7ターン)で試合が終わるのでコントロールデッキと戦うのがダルいみたいなこともない
- ゲームを遊んだ量に合わせてカードがアンロックされる
- 課金でパックを買うという要素がない
- アンロック具合が同じ程度のプレイヤーとマッチするので対戦相手もカードプールがほぼ一緒
といった遊びやすさを追求したデザインが良い。とにかく遊びやすい。
個人的な事情としては、今年MCUの映画とドラマを大量に見ていたところだったので、マーベルが題材なのもタイミングが良かった。
Vampire Survivors
Vampire Survivorsは楽しくなるためのハードルが低くて、ダウナーな気分で時間を潰すためだけにこのゲームを始めたのにこんなに楽しさが与えられるなんて人の道にもとるじゃん、おれはこのゲームに何も捧げてないぞと思ってたけど、今月頭に追加された3面がちょっと難しかったので気持ち悪くなくなった
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年3月27日
感想としてはこのツイートの貼り付けでいいかと思う。おもしろいけどむなしいゲームだったな。
パズルクエストを遊んだあとと気持ちが一緒!!!
OMORI
自分はダルすぎて特に好きにはならなかったゲームだけど、開発者が人生をかけて作りたいゲームを作りきったんだろうということは強く感じる。そのことをただ称賛したいし、遊んで良かったと思う。ゲームに限らず、ひとりの人間が長い時間と情熱を注いで完成させた表現というのはただ素晴らしいものだよね。
ただ、その素晴らしさをもってしてもさすがにちょっとダルかったな。
マザー2みたいな雰囲気の絵柄やデザインのゲームで、そりゃマザー2は好きだけど、現代のゲームとしてこの戦闘システムのシンプルさやマップ移動のかったるさは辛いよ。数時間のゲームならいいけど、ありあまる情熱で20時間くらいかかるゲームとして作りこまれているので、半分くらいでかなりダレてしまった。
ただ、バジル君がかわいいのでバジル君を助けたい。そんなモチベーションでクリアできた。OMOCATもバジル君のかわいさ一本でプレイヤーは遊んでくれるだろうと踏んでいたのかもしれない。
ひきこもりの少年が勇気を出して秘密を友達に打ち明けるというストーリーもすがすがしくて良かったと思う。音楽もグラフィックもゲーム全体で細部にまで遊びやこだわりがあった。
ストリートファイターV
2016年のゲームだけどいまだにちょくちょくやっている。ストリートファイターVの大会やプロプレイヤーたちの配信を見るのが一番の趣味なので、大会を見た後に遊びたくなって起動するというくらいだけど、1年積み重ねて今年も30時間くらいは遊んだ。
エドでLP3000まで来た。ケンでLP1000の時はイマイチ楽しめてなかった気がするけど、このくらいまで来るとちゃんと試合が成立している気がしてかなり楽しい。自分が上手くなったのもあるかもしれないけど、PC版、モニタ144hz、hitBOX、ワンツースリーで500ポイントずつ稼いだような気もする
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2021年6月20日
去年のツイートだけど実力はこのくらい。
来年の6月にはストリートファイターVIも発売されるので楽しみにしてる。クローズドベータに運よく当選したので少し遊んだけど、モダン操作が楽しかったな。みんな6がでたら対戦しような! インターネットのみんなをボコボコにしたいんだ。
バイオショック インフィニット
今年の頭にセールで安くなっていたので遊んだ。1と2は遊んでたから、いつかインフィニットもやりたいとは思ってた。
発売当時50面くらいあるパズルゲームがブラウザで遊べるって話題になってた記憶があるけど、2022年に買うともう遊べないのかよ。
ゲームはさすがにちょっと古い気はしたけど、おれは差別や暴力が好きなので、ひとつひとつセリフがおもしろかったような気がするな。2月に遊んだのであまり細かいことは覚えてない。
スプラトゥーン3
買う前は2とあんまり変わってなさそうだと思って買うかどうかも迷っていたけど、なんか楽しかったな。
ヒーローモードのオルタナのその先へもクリアできたし、バンカラマッチのランクもS+になったし、サーモンランのランクもでんせつになったし、ひとつのゲームを堪能できたと思う。プレイ時間としては今年一番遊んだゲームになった。
フレンドのナワバリに乱入するのも楽しかったな~~。
こぐまちゃんもスプラトゥーン3やってる pic.twitter.com/4L8L3FDmsX
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月12日
こぐまちゃんみたいな顔でバチバチやっていました。
インターネットの人とナワバリすると、絶対に負けたくないという本当の気持ちと出会うことができる
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月12日
最近はあまり起動してないけど、また4が出たら対戦よろしくお願いします!!
あと、発売当時にネットの記事を見ていて、スプラトゥーン3のほかのシューターと違うところをストレスを感じさせない素晴らしいデザインだみたいに言うのは信用できないな~と思った記憶がある。
こんなにストレスが溜まって腹が立つゲームはないだろう。ナワバリバトルでインターネットの人に負けたとき、ガチマッチで自分の成績は良いのに負けるとき、サーモンランで味方がすぐ死ぬとき、ヒーローモードの隠しステージ、何をやってもキレている。ただめちゃくちゃおもしろいってだけだ。
ゼノブレイド3
おもしろさは1から変わってないから古臭さもあるけど、まだいけていると思う。広いマップを埋めていっていろいろサブクエストをこなしているだけで楽しく150時間くらいが過ぎていくゲームで、無職の力を使って1週間くらいひたすら遊びつつけてクリアした。ゼノシリーズのファンだから、ゼノシリーズの新作がおもしろいゲームだということへの嬉しさもある。
ゼノブレイドクロスの続編も待ってるよ!
ポケットモンスタースカーレット
知ってるポケモンを見つけたり知らないポケモンを見つけたり、要はポケモンを見つけると楽しいわけで、SVは新旧たくさんのポケモンがうろついてて最高だった。まだクリアしてないけど。剣盾も最高だったしSVはより良かったと思う。ゲームに酔わない体への感謝もチョットアル
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年11月21日
ストーリー良かったな。エリアゼロで4人で話しながら歩いているところが楽しかった。
いまは対戦を嗜んでるけど、全然勝てね~~。
次回作もオープンワールドにするなら、もう少しサブクエストはあってもいいかなとは思った。なくても楽しいけど、新ポケモンを掘り下げるようなサブクエストがあってもいいかなとは思うんだよね。
世界中にポケモンがいることそのものが探索の動機になるからサブクエストは作らないという意図があるならしゃーないけど、開発リソースが回らなかったとかだったら次回作ではがんばってほしい部分だと思う。
ライフイズストレンジトゥルーカラーズ
ライフイズストレンジは初代から全部やっててすごい好きなシリーズなんだけど、ローカライズの素晴らしさが随一だよなと思う。
メニューの細かい文言まで翻訳に違和感がないし、話者によってフォントを変えたりなどもしていて、このゲームの魅力を最大限伝えたいという気持ちが伝わってくる。
ライフイズストレンジと同じDon't Nod開発のゲームだと、TELL ME WHYが同ジャンルなんだけどこちらはマイクロソフトがパブリッシャー。
マイクロソフトだけあってしっかりローカライズにリソースは裂いているとは思うんだけど、おそらくテキストだけを渡して翻訳しているからか、メニュー文言など一単語を訳すようなケースで誤訳がいくつかあったり、一部のメニューで文字が枠からはみ出したりもしていた。よくある不備だし及第点のローカライズなんだけど、ついライフイズストレンジと比べてしまっていまいちな気がしちゃったんだよな。
ソウルハッカーズ2
おもしろかったけど、思い出の中の1がおもしろすぎていたのでちょっと物足りなかったな。ツイートもしたけど、特典がダウンロードできなくてグダったのもあまり印象は良くなかった。
BGAのアグリコラ
BGAのアグリコラをターン制でやっていて、3か月半かけて50%まできた。自分も1週間くらい放置することがあるし、ゆったりと進んでる。考えることが多いゲームだけどターン制だと気軽に遊べて楽しい pic.twitter.com/2hQhar0AS8
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月6日
いまは70%まできた。アグリコラは農業のゲームなので、ゲームにあったスピード感で遊んでるなあと思う。
Here Comes Niko!
雰囲気で言うと A Short Hike 好きな人は好きかなと思うけど、ちょっとお使い感が強いかなと思う。
— yanth (@_yanth) 2022年9月6日
この辺を見て買った。
Gears for Breakfast 自社開発のゲームで箱庭マリオみたいなゲーム作って、パブリッシャーとして箱庭マリオみたいなゲームを販売してるのでめっちゃ箱庭マリオが好きな会社というイメージになりました。
— yanth (@_yanth) 2022年9月6日
確かにめっちゃマリオだった。アクションの触り心地もそうだし、マップ内のスター的なものを集めるところもめっちゃマリオだった。
マリオと違う所としては、Here Comes Niko!はキャラクターの動きや表情がかわいくて楽しいし、敵がいなくてデスもないのもおもしろかった。
スター的なアイテムを取るのに工夫が必要であれば達成感はちゃんとあって、敵からダメージを受けたり穴に落ちたりといったリスクがなくたって楽しいんだな~という発見があった。
クッキーランキングダム
誰もが一本はスマホゲーを遊んでいると思う。日々コツコツと素材を集めて強化していくのとシステムが複雑でやることも多いので、グラブルやってた時と感覚は近いかも。イベントや古戦場で貼りつくみたいな必要はないので気は楽。
クッキーランキングダムはおもしろい上にキャラクターがクッキーなので遊びやすくて半年以上続いてる。アニメのかわいい絵には複雑な気持ちがあり、アニメのかわいい絵のゲームは複雑さと向き合う時間となる
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年11月5日
というのもあってこの点でも気楽。
本
今年読んで記憶に残った本をいくつか。マンガも含む。
三体
積んでたんだけど今年読んだ。1~3とXまで。
読んだきっかけはプロジェクトヘイルメアリーだったんだよね。
プロジェクトヘイルメアリーはSFの古典的なテーマをめちゃくちゃ読みやすく描いている小説で、ミステリ仕立ての構成とか次々に発生する危機的な状況とか、とにかく読者を飽きさせないように書かれていると思う。登場人物もユーモアが豊富だし、ファーストコンタクトした異星人と仲良くなるし、全編通して明るくて前向きなのも読みやすかった。中高生くらいのころにはじめてのSFとして読んでいたら大好きになったかもしれないと思う。
一方で、目を引く派手な出来事が理解しやすく説明されて列挙されているような小説だとも感じたし、登場人物(エイリアン含む)も舞台装置に過ぎないようにも思えた。ある種のSFのつまらなさを体現しているとも言えると思う。しかもそのSF的な仕掛けも特に目新しいわけじゃなくて、あくまでSFの古典的なテーマをめちゃくちゃ読みやすく描いているというところが最大の魅力だ。
でもそれは今の自分に刺さる魅力ではなかった、という感じ。つまらなかった本の話って饒舌になっちゃうね!
話題になっているからと読んだプロジェクトヘイルメアリーがつまらなかった絶望から、さすがにおもしろいSFを読まないとやってられない~~と思って積んでいた三体を読んだ。
最高だったな~~。感想は下記ツイートの通り。Netflixドラマ版も楽しみ!!
三体を数年越しに読み終わった。ふざけた話が多くて楽しかったし、おれもアシモフ好きやでと思ったけど、最後は寂しい気持ちになった。遠未来へのわくわくよりも死のことを考えてしまうおじ。旅する練習を読み始めた。FF13-2も始めた。馬刺しとホタテがおいしい。ふるさと納税して包丁でスライスで完成
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年3月16日
三体は勢いのある社会や国からしか生まれないような印象があるよな。成熟したらプロジェクトヘイルメアリーしか書けなくなってしまうんだ
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年7月24日
三体X読んだ。智子はスト5のセスをイメージしていたので、これが解釈違いってやつかと思った
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年7月24日
そういえば、何かを最高だという記事内で何かをつまらないって言うのはよくないとインターネットで習った気もするよね。インターネットはあれをするなこれをするなって身を縮こまらせて自分をつまらなくすることばかり教えてくれたね!!!
星の王子さま
今年の頭に星の王子さまのミュージカルがあって、原作を読んでおこうと思って読んだ。おもしろかったな。
星の王子さまを33ページまで読んだ。おとなは数字が好きだから、読んだページ数をツイートしておくと、「そうなんだ。」と納得してもらえる
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年1月14日
というツイートは、
おとなは数字が好きだから。新しい友だちのことを話しても、おとなは、いちばんたいせつなことはなにも聞かない。 「どんな声をしてる?」とか「どんな遊びが好き?」「蝶のコレクションをしてる?」といったことはけっして聞かず、「何歳?」「何人きょうだい?」「体重は何キロ?」「おとうさんの年収は?」などと聞くのだ。
という本文を改変したもの。みんなは気づいたかな?
戯画化された大人たちがおもしろいし、キツネやバラとの関係を通じて特別だって思うことはどういうことかって考えちゃうよな。またいつか読み返したい。
藤本タツキ
去年の年末か今年の頭くらいにファイアパンチとチェンソーマン(一部)を読んで、ルックバックとさよなら絵梨は配信のタイミングで読んだ。ファイアパンチがめちゃくちゃおもしろっかったし、この人が描きたいものはもう描き終わっているという感じもしたけど、チェンソーマンの終盤もすさまじくておもしろかったな。おもしろかった以上に踏み込んで感想を書こうとすると時間がかかって2022年を締められない気がする。
チェンソーマンはアニメも楽しく見てたんだけど、そこで終わるんかーいと思ったな。アニメ作るのも大変なんだろうけど知ったことではないし、最後までやってほしかったな。
紙の動物園
紙の動物園読んだ。包装紙で作った動物が生きているように感じられる家庭の幸せと、人間関係の辛さや恥からその幸せを捨ててしまう悲しさが、人間の営みだなあとしみじみ感じられてとても良かった
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年4月21日
よかったねえ。泣いた。
旅する練習
乗代雄介さんには動物の小説を書いて欲しいという思いがある。人に興味がなければ人を書く必要はないのではないか
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年5月14日
乗代さんらしい文体でおもしろかったけど、亜美やみどりさんの健気さや素直さが想像上の存在のように感じられたのが気にかかったんだよね。
語り手からそう見えていたとも言えるのだろうけど、おれは乗代さんが人間に興味を持っていないから、風景を描写するようには他者を生き生きとは書けないのだとも思った。登場人物たちの生活や出来事を小説に書くのであれば、人間ではなくて動物を主人公にした小説を読んでみたいと思った。ほら、動物には心がないから。
天才バカボン
おもしろすぎる。
バカボンのパパがネコと目の移植手術をして元に戻ったあともネコと遊びたい気持ちが残ったり、水面に映る月を逮捕できなくて悔しがったあとに月を見上げたりした時、確かな感動があるよな。ずっとふざけてるか怒っているから、たまに感傷的になるとじーんとする
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月3日
こんなふうにじーんとすることもあるが、基本的には笑いっぱなしだ。
どんな表現だっておもしろいかおもしろくないかの半分は受け手次第なわけで、最近の社会やインターネットに対してつまんないと思っている気持ちが、別の時代に書かれたバカボンをよりおもしろく感じさせてくれていると思う。読む機会は今まで何度もあったけど、今読んでよかった。
全部ぶっ壊す
ジャンププラスにはSNSでバズろうずって徒党を組んでマンガを生み出しているイメージがあって、SNS(自分を含む)で評価されようなんて何もおもしろさと関係がないからやめろよって感じがしていた。
ジェネリックタツキとジェネリックタイザン5とその他バズりたい有象無象とそれを受容する若者たちが楽しくやっている中で、全部ぶっ壊すはインターネットにつながってないみたいな落ち着いた日常マンガと破壊神の自由で突飛な能力の使い方も楽しくて良かったなあ。今年一番のマンガだった。最終回も良かったねえ。ジャンププラスでやっていたからこそより楽しさを感じた気もする。
連載が終わった理由はわからないけど、他の人気マンガと比べちゃうといいジャンの数が少なかったよな。SNS(自分を含む)の評価なんてどうでもいいだろうという気持ちもあって全くいいジャンしてこなかった人生だったんだけど、それで好きなマンガが終わったら悲しすぎる。今後おもしろいマンガがあったらいいジャン10回していこうと思った。
推しの子
SNSの炎上と向き合って乗り越えていく作り手側の葛藤やがんばりが描かれている話が多くて、一貫してSNSへの意識が強く感じられる。
上でも書いたけど、おれはSNSでバズることも炎上も、それを意識した途端におもしろさが台無しになると思っているので、その点においては推しの子のテーマはあまり興味がない。
ただ、東京ブレイドの舞台で俳優たちが熱意をもって良い舞台を作っている姿にはめちゃくちゃ感動した。メルト君良かった~~。ここ数年ミュージカルにハマっているので、良い舞台への感動の記憶がマンガに重なった面もあるかもしれない。
この最高だった東京ブレイド編の後、超常的な力を持った謎の少女が出てきたけど、どうなるんだろうか。少なくとも自分は二人がどうして生まれ変わったのかとか父親の正体とかは全く気になっていないけど、引き続き読んではいくのでおもしろかったらいいなと思う。
サピエンス全史
人類史をおさらいしながら、著者の視点で「認知革命」「農耕革命」「科学革命」とわかりやすくエポックを画していて読みやすい本だった。「虚構を信じる力」が人類に飛躍をもたらしたというストーリーもおもしろかった。
下巻の最後の方では幸福についても書かれていて印象に残った。
幸福は人生の意義についての個人的な妄想を、その時々の支配的な集団的妄想に一致させることなのかもしれない。私個人のナラティブが周囲の人々のナラティブに沿うものであるかぎり、私は自分の人生には意義があると確信し、その確信に幸せを見出すことができるというわけだ。
これはなんとも気の滅入る結論ではないか。幸福は本当に、自己欺瞞あってのものなのだろうか?
幸福のためには周囲の人々のナラティブに沿う必要があるだなんて途方に暮れてしまうが、
人間は、あれやこれやのはかない感情を経験したときではなく、自分の感情はすべて束の間のものであることを理解し、そうした感情を渇愛することをやめたときに初めて、苦しみから解放される。それが仏教で瞑想の修練を積む目的だ。
ここで仏教における幸福がとても魅力的に提示されるのだった。
何か仏教の本を読んでみようとか、農耕や近代科学について調べてみようとか、いろいろと興味の幅を広げてくれる良い本だった。
あしながおじさん
あしながおじさん読み終わった。自分が孤児院出身だということを打ち明けるくらいなら、ジャービーからのプロポーズを断って、残る全生涯をみじめな気持ちで過ごしたほうがいいと思う。この、心が軋んで倒錯したようなところにじーん(ウェブスター)とした
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月18日
そうせざるを得ないような袋小路に追い込まれてしまうことって人生に何度もあるよな。
全編ジェルーシャからの手紙で構成されている書簡体の小説で、ジェルーシャの大学での生き生きとした日常や驚きが感じられてとてもおもしろかった。挿絵もいちいち笑ってしまう。
作中でジェルーシャの読んでいた本を読んでみたくなったので、2023年にミュージカルもあるジェーン・エアを読んでみようかなと思う。ある本に出てきた別の本を読んでみるという繋がりって楽しいよな。
ゲームライフ - ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった
ゲームライフ読み始めた。人生で初めてゲームを買ってもらう瞬間の興奮が書かれていていいな。すべてが変わろうとしている。
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月23日
タイトルがちょっとクサい感じがするかもしれないけどめちゃくちゃ面白かった。ゲームと現実が溶け合うような感覚や瞬間が描かれていた。ゲームが好きなみんなにお勧めしたい。
子供のころの断片的なゲームの記憶や想像がこの本を読んだ後では今ここで起こっているようで読んでいて涙が出てきた。読んだ人によっていろんな思い出がよみがえるだろうと思う。翻訳者があとがきでシャイニング&ザ・ダクネスを兄弟で遊んでいた思い出を語っていて、これもめちゃくちゃ面白かった。
映画/ドラマ/アニメ
こちらも記憶に残ったものをいくつか。
浅草キッド
Don't look upを見た。ディカプリオが出ていた。インターステラーを見た。宇宙に行ったり5次元になったりしておもしろかった。無職になるとSFを楽しむ気力も湧いてくるなあと思った。浅草キッドを見た。柳楽くんがたけしの心をモノマネできていた。参考にしたいと思った。
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年1月11日
柳楽君のたけしが良かった。モノマネになりすぎずにたけしを演じられていて良かった。軽い気持ちでたけしのモノマネをするときも柳楽君みたいにたけしを演じていきたいと思った。
クイーンズギャンビット
チェス盤を持ってないとき、夜にベッドで天井を見つめて想像上のチェス盤で練習してるところがよかったな。想像で何かを遊ぶ時に「クイーンズギャンビットみたいに」というのはいいんじゃないか。例えのレパートリーが増えた。
宇宙よりも遠い場所
宇宙よりも遠い場所最高だったな。まず100万円拾ったらおもしろいもんな。おじさんになった自分にぴったりのリアリティラインだったし、全話起承転結があって楽しかった。悩みや葛藤も共感できるものだった。社会からははみ出していきながらも、これでいいんだと心が強く育っていくようで気持ちいい。
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年5月29日
感想はツイッターに書いてる通り。最高だった。あとこのツイート、「これでいいんだと心が強く育っていくようで気持ちいい。」って部分が140文字に収めようと必死じゃない?
スターガール
これも良かったな。
スターガール見た。最後に普通のことだったと振り返るのはじーんとするな。おもしろかったので原作も読み始めた。
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年5月29日
周りに違和感や不快感を与えないように縮こまることはつまらないなという思いがあるから、スターガールが普通の子だったと振り返られることが嬉しいんだよな。振り返るんじゃなくて、普通の子として受け入れられたら一番良かったんだろうけど。
ストレンジャーシングス
ストレンジャーシングス見た。シーズンごとに作中で一年くらい経ってて、みんな若者だからいろんなことが変わっていくけど、変わらないこともたくさんあって、いい塩梅で時の流れが描かれていると思う。そしておれが目をひん剥いて浮かび上がりはじめたら、クラナドの曲を聞かせてくれよな
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年6月19日
子供たちの成長を見ているようでいいドラマだった。
ブラックミラー
殺意の追跡(シーズン3 - エピソード6)の感想として
ブラックミラー見てたら扇動されて炎上に加担した人が全員死ぬ回があった。続編では現場で自動化したら保守が大変と言ってくる人と大儲けしたら税金払ってねと言ってくる人とタワマンで夜景映したら住所特定されると言ってくる人が全員死ぬと見た。スマホの電池切れ画像に充電と言ってくる人は死なない
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年6月25日
とツイートしてた。自分の気持ちには触れていないツイートだけど、このエピソードを見たときおれの心は喜びでいっぱいだった記憶があるな。
炎上に加担した人が全員死んで嬉しかった~~!!
何かしらの炎上に加担した人が全員死んでだらみんながもうちょっと気楽に発信出来るようになるような気もするけど、人類大体死んじゃってダメだな。
あとサン・ジュニペロ(シーズン3 - エピソード4)もおもしろかった。
「命の尊厳や過去の思い出」と「テクノロジーがもたらす未来や新たな出会い」のどちらかを選択しなくてはならなくて、後者を選ぶんだけど、それが素晴らしい選択だと示すようにエンディングで Heaven is a Place on Earth がかかってかっこよかった。
どんなに難しい選択をしても Heaven is a Place on Earth さえ流せば正解の感じになるというのはこの先の人生でも役に立つだろうな。
コントが始まる
ゼノブレイド3はエルティア海のマップを埋めた。ダンダダンを読み始めたら高倉健の意味が分からな過ぎて、SNSのない時代の漫画を読みたくなってあだち勉物語を読み始めた。コントが始まるを見始めた。まだ1話しか見てないけどコントと人生が並走していく様が心を打つ。すごい。2話を見てきます
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月10日
コントと人生が並走していくというのは、打ち込む趣味や仕事がその人の日々の生活や人生に影響する様が描かれているということで、要するに日々の生活が良く描けているドラマだってことだ。おもしろかったなー。格ゲー若手の配信を見ているような良さがあった。この説明が良さを伝えられるのかはわからないが。
MCU全部
映画とドラマを正史っぽい位置づけのものを公開順に見た。
MCUはドラマ含め正史っぽいやつ全部見たので昨日ドクターストレンジ見て追いついた。完。アイアンマン、キャプテンアメリカウィンターソルジャー 、スパイダーマンホームカミング、ファーフロムホームがめっちゃおもしろかったな
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年5月14日
何より最初に見たアイアンマンがおもしろかったから見続けたということを感じる。エンドゲーム良かったし、その後のスパイダーマン:ファー・フロム・ホームもよかったな。超強い敵とか宇宙人とドンパチやってほしいので、ファルコン&ウィンター・ソルジャーみたいに現代アメリカの黒人の話になると現実的過ぎてあまりおもしろくなかったな。
舞台、コンサート
こちらも記憶に残ったものをいくつか。
リトルプリンス
良かった。原作ファン(公演の数日前に読んだ)も納得だった。
小山田壮平バンドツアー2022(東京)
andymoriの曲も結構やってくれたし、ソロの曲も良かった。彼女のジャズマスターかっこいいな。アンコールでファンファンさん🎺が出てきてびっくりした。1984もよかった。1984年生まれなので生年ボーナスで加点しています。クラブナイトもやるかも!?と期待したけどやらなかったのでいつか聞きたい
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年6月28日
よかったな~。2023も決定したのも見に行こう。
コーラスライン
おれが一番好きなミュージカルがキャッツなんだけど、コーラスラインはキャッツともちょっと似ている構成の舞台なんだよね。コーラスラインの方が先です。
キャッツがいろんな猫が紹介されて誰が天上の世界に選ばれるかという話なのに対して、コーラスラインは舞台のオーディションの話なのでいろんな人が自己紹介して誰が合格するかって話だ。
コーラスラインおもしろかったな。キャッツで誰が天上にいくのかを毎回楽しみにする遊びをしてるんだけど、コーラスラインでも誰がオーディションで受かるのか楽しみにする遊びができるな。あーまたハチマキだめだったか〜
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月26日
というのを受けて上記の渾身のツイートだ。シナリオ上誰が合格するかはもちろん決まっているけど、誰が合格するかを毎回ドキドキして見ていたらおもしろいよな~~?
ダディ・ロング・レッグズ
そしておれが二番目に好きなミュージカルがダディ・ロング・レッグズ。大人は目に見えるものが好きなのですぐ順番を付けてしまう。
やっぱり真綾ちゃんだよねとは思うもののの、萌音ちゃんも良かった。感想はツイートした通り!
ダディ・ロング・レッグズよかったな。真綾ちゃんの聡明で生意気で皮肉っぽいジルーシャも坂本真綾そのもののように見えて最高だったけど、萌音ちゃんの素直なジルーシャも良かった。一昨日クリエで見て、昨日配信も見た (1/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月1日
ジョン・ケアードが前テレビで言っていてしっくりきたのが、ミュージカルにおける歌っていうのは心の内を表現しているものだということで、ダディ・ロング・レッグズはほぼ手紙のやり取りだけで構成されていてモノローグだらけの舞台だから、その点でとてもミュージカルらしい作品だと思う (2/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月1日
教育やチャリティーや創作や嘘をつき続けることなど多岐にわたったテーマがあって、それでいて笑いも堪えない舞台で3時間ずっと楽しい。萌音ちゃん版は千秋楽のアーカイブが9/7まで見れるし、真綾ちゃん版はDVDやCDも出てるのでお勧め (3/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月1日
というか坂本真綾が好きで育ったオタクにもっと届いててもよさそうな気がしてる https://t.co/rKWBQpsyBJ (4/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月1日
配信、動画
ジャルジャルタワー
去年から今年の春くらいまで毎日見てた。
ここ1,2年の日々の楽しみがジャルジャルタワーとビットワールドなんだけど、人生で一番笑った動画はこれです。
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年1月18日
『珍しい名前の友達多い奴』ジャルジャルのネタのタネ【JARUJARUTOWER】 https://t.co/VLrayV5e18
ジャルジャルを好きなやつはつまらないとかダサいみたいな価値観で自分を偽る必要はないよな。自分のアウトプットをインターネットに最適化しないで、素直な心のままでチャラ男番長を口ずさんでいこうな。
オモコロチャンネル
今年の春くらいから見ていて、過去分も大体見た。ありスパも聞き始めた。
ポケモン配信
ポケモンスカーレットで対戦をしているので、ポケモン対戦の動画や配信もよく見ている。昔ニコニコ動画でよく見ていて馴染みのあるもこうやテツオなど。
格ゲーマー配信
ももちょこ配信はいつもつけていて、何か大会があればcapcomfightersをつけて、たまに気が向いたらTOPANGA TVや勝ちたがりTVを見て、コサク配信も良く見てる。視聴時間の上位四つは納得だなと思う。
格ゲーマー配信は家にいるときはずっと何かしらつけていて、上記以外もたくさん見ている。
格闘ゲーム配信っていうのは、日々の練習やゲームや日常の配信を毎日のように見て、それで好きになった選手を大会を応援するわけで、人を応援するというのがしやすいジャンルだと思う。ストリートファイターリーグという数か月に及ぶ長期リーグもあるから、練習風景と大会をずっと見続けるのはリアリティショーのようなおもしろさもある(と石井プロがツイートしていた気がする)。社会から逸脱した変な人が多いのも良いね。
最近のスト5シーンはEndingWalker君とかシュート君とかがめっちゃ強いのが楽しいよな。若者が強いおじさんを実力でねじ伏せるところを見られるなんて、10年くらい格ゲーを見てきた甲斐があるね
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年12月5日
最近はかわいい若者が強いのもおもしろい。
あと特に印象に残っているのはときどの配信かな~。ときどは謎解き要素のあるゲームが好きで、去年以前のも含めると、オブラディン、Papers, Please(英語)、The Case of the Golden Idol(英語)、Mind Scanners(英語)、Outer Wildsといったゲームを配信でプレイしていて楽しかった。
おれは謎解きが苦手で、オブラディンは半分くらいしか乗客が判明していない状態で帰っちゃったし、Outer Wildsも3時間くらいやって力尽きてしまったんだけど、おもしろいそうだと思う気持ちはあるから、こうして配信で見られてよかったな。ときどは格闘ゲームプレイヤーとしてというより、ゲーム配信者としての方が好きかもしれない。
クリプト(仮想通貨)
2021年から触っているけど、ゲームみたいで楽しい。
主にシステムトレードをしている(botterと呼ばれる)んだけど、お金をかけて対戦ゲームをしていると考えるとそりゃ楽しいよなと思う。
対戦のルールも豊富で飽きが来ない。
対戦ゲームというのも実際に多くのbotterが感じていることのようで、botterのtwitterやnoteには「対戦宜しくお願いします」という対戦ゲーマーっぽい結びの文句が書かれがちだったりする。
とはいえ、仮想通貨のことはみんな嫌いだと思っているのでツイートはあまりしていない。
あっ、キャズム超えた~~~って思ったらツイートするようになるかもしれない。NISAで投資信託買う話はツイートしても良くなってると思うし、そのうち仮想通貨の話もできるようになるだろうな。
仕事
前職をやめた
7年ほど働いていた会社を2022年2月末で退職した。
いよいよ明日が最終出社で退職となった。退職エントリを書きたい、小山田壮平を見に行きたい、ブロックチェーンをやり込みたい、キッチンの電気を取り替えたい、ナミブ砂漠のライブ配信を一生見ていたい、いろいろあるけど、超良い会社だったから、今はシンエヴァ見た直後みたいにじーんとしている
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2021年12月27日
入社時にリリース数か月前だった新規サービスのプログラマーとして参画して、そのまま5年間同じサービスのチームに所属していた。
5年間の間に係長になって会社も一部上場してサービスもどんどん大きくなった。
大規模な自社サービスで要件定義から実装、リリース、保守運用までやったし、人生で開発者として得られる経験はすべてしただろうと思う。
仕事なんて絶対やりたくないはずなのに、仕事に対してして良かったと思えていることが得難い経験だったな~と思う。我が子のようなサービスで今でも応援している。
その後の2年はインフラに異動した。AWSやデータセンタの管理は楽しい部分もあったけど、物理的なハードウェアに興味がなさ過ぎてサーバルームの管理とかは辛かったなと思う。あとは性格上ずっと仕事のことを考えてしまうのがインフラとマッチしすぎていて辛くなってしまった。開発チームだったときも休日でもエラー通知などはすぐ対応していたけど、インフラになると通知がなくてもずっと気になっている感じだった。普通に深夜休日作業も多かったし。まあでもスキルはついたし、めちゃくちゃいい経験をさせてもらったと思う。
フリーランスはじめた
転職活動。1社は抜き打ちの10分間チキチキ画面共有コーディングテストで落ちた。人に見られてるとコードも文章もあらゆる文字を打てなくなるので、このやり方は相性が悪いなと思った。業務上もあまりない状況なので、事前にコードを提出して面接ではレビュー会みたいな形式の方があっている。(1/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月4日
2社内定が出たけど、「正社員としてフルタイムで働くのが嫌すぎる。10年強フルタイムで働いてきて、もう一生分働いただろう、常識的に考えて」という本当の心、本当の気持ちと向き合った結果、どちらも辞退した。エージェントにはフリーランスでやっていくと伝えた。(2/4)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月4日
とツイートしてて続報は特にツイートしてなかった。
現在はフリーランスで、週4フルリモートフレックスで働いてる。おれはもう前職で仕事で得られる良い経験はすべてしたと思っているから、いまはスキルや業界的に前職とほどほどにマッチしているプロジェクトに参画してお金を稼いでいるという感じ。週0勤務で生きていけるようになりたい。
生活
シンク
シンクのゴミ受けを浅型にしたのが良かった。深いやつだと生ごみが溜まって虫が湧く。
浅い奴だと頻繁に取り換えざるを得ないのが面倒かなと最初は思ったんだけど、ゴミ受け自体が小さいから洗うのが楽だった。
電子レンジ
電子レンジでパスタを茹でたりして水蒸気がブッファー(ゼロ年代オノマトペのリバイバル)って出ると、レンジ下のスチーム用の水容器の上に水が溜まって、放置するとカビるんだよな。溜まらないようにしてくれ〜 pic.twitter.com/GFe2vsFBTN
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月17日
スチームするたびに毎回拭いてる。設計ミスだろ。
エレベーターの張り紙
「6階7階のバカはエレベーター使ったら1階に戻せ」と書かれた紙がマンションに貼られていた。夕方にコンビニに行きがちなので心当たりはある。7階に住んでいるとした場合、エレベーターを降りる時に6階のボタンを押すようにすることで、怒りは解消させずに矛先を6階だけに向けることができると思った
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年8月6日
一応情報共有も兼ねて管理会社に相談してみたらそんなこと気にしないでいいですよと言われた。とはいえちょっと怖いので、これ以降家に帰った時はエレベータを1階に戻すようにしている。ツイートしたように関係ない階に止めるのが一番おもしろいけど、特定の知らない人に迷惑をかけるのは気が引けるよな。
プロテインの味
いつもウェリナのプロテイン飲んでたんだけど、試しにSAVASのココア味を買ってみたらまずかった。ストイックに筋トレする人は甘くて美味しいものを何より恐れているから、プロテインもまずいほうが売れるのかもしれないな。おれはうまい方がいい。ウェリナの黒蜜きなこ一本で行く
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月2日
とツイートしたけど、初回がまずかっただけで慣れたらSAVASもおいしくなった。今ではSAVASを飲み続けてる。
でもおれはこのツイートをして本当に良かったと思ってる。まずいとかつまらないとか思ったときにアウトプットしておかなきゃそう感じたことを忘れてしまう。このツイートをしていなかったら今頃はただSAVASうまいとしか思っていなかっただろうなあ。
キッチンの照明
キッチンの照明は、蛍光灯を変えようとしたらカバーが破損したので管理会社に連絡。業者の人に来てもらって、古い照明だし照明器具事交換ですねと言われたのが8月頭で、そのまま一ヶ月が経った。管理に確認したらまだ機器の調達中ということで、こちらもゆったりと進んでいる
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月6日
この連絡のあとすぐ交換された。連絡するまで忘れてたんだろうなと思うと人間味を感じて温かい気持ちになった。
プロ野球
昨日のヤクルト戦見に行って良かったな。村上の56号はワーッて打球を見上げて、球場全体が興奮しながらもホッとした雰囲気だった。内川が試合後レフトスタンドのベイスターズファンに泣きながら深く頭を下げていたのも良かった。坂口と嶋の引退試合でもあった。終始優しい雰囲気だったな
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年10月4日
良い瞬間を見れたな~~。だいたい年一回くらいヤクルト戦を見に行くくらいのファンなんだけど、今年唯一見に行った試合でいいシーンが見れた。村上の応援傘をポチった。来年は持っていくぞ。
インターネット
記憶に残ったことをいくつか。
ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪のエルフに黒人がキャスティング
エルフに黒人がいることは、例えばマーベルのヒーローに黒人がいることと似ていて、おれにはどちらも白人が演じるのが適切だと感じる心の動きがある。美男美女の白人を見ていたい。でもだからこそ多様性の観点から黒人がキャスティングされる意味があると考えている (1/2)
— 🎋_🎋 (@k_kinoene) 2022年9月5日
これは、
- 美男美女の白人をかっこいいと感じる気持ちはしっかり失わずに持っておきたい
- でも映画のおもしろさには関係ないから、キャスティングの人種は何でもいい
みたいな気持ちが組み合わさった結果、一方向を向いていないふわふわしたツイートになったんだけど、今もそのふわふわした感覚は特に変わってない。センシティブな話題だし自分の考えを綺麗に整理することも難しいので、何かニュースを見かけるたびに、都度都度自分がどう思うかはしっかり考える必要がある。
たぬかなの炎上
「170cm以下の男は人権がない」という発言をしただけで職を失ってしまうのはさすがに酷い世界だと思って、自分がインターネットやSNSに対してあきらめを感じた象徴的な出来事だった。
これ以降、インターネットに最適化することも炎上を避けるという理由でアウトプットを変えることもつまらないという考えが強くなった。
とはいえ何事もバランスが大事だし、暴言を吐きまくろうという話でももちろんない。特定の誰かを攻撃したり、特定の誰かが傷つくことが想像できる発言をしたりといったことは避けるべきだと思う。でも「170cm以下の男は人権がない」に関してはそういう特定の誰かを傷つけるものじゃなくて、職を失うほどじゃないだろうというのが自分の感覚だ。
- たぬかなは口が悪い
- ネットスラングの「人権」
というのをもともと知っていた自分と、何も知らずにガレソで知った人では印象も違うだろうというのもわかるけど、そもそもガレソで煽られて炎上に加担するような人間が一番ダサいじゃんね~。
ちょもすのnote(有料)
悶々と考えていることを文章化しているブログというのも最近あまり読んでいなかったから楽しかった。
今年の前半あたりまでは、プロゲーマー(魚群所属)としての立場やポケモンユナイト公式解説の責任を意識していて、立て続けに起こるプロゲーマーの炎上を受けて、どう振る舞っていくべきかといった内容が多かった。押しつぶされそうなくらい縮こまっていた印象がある。
自分の性格や発言の内容を変えることはできないから、表現を置き換えるというのがベターな選択だという結論に一旦は至っていたように思う。
- 「死ね!」→「豆腐の角に頭をぶつけてはいかがでしょうか」
- 「パナシ野郎が!」→「元気がいいですね」
みたいな感じ。
ただ、こうして持って回った言い方をしてしまうと、半分くらいの熱心な視聴者には伝わるけど、もう半分くらいの視聴者には言いたいことが伝わらなくなってしまうというデメリットもある。ちょうどよいバランスを取ることが大事だとは思うけど、ちょもすは性格が悪く、人の裏を考えてしまったり、ひねくれた発言をするような人だとも思うから、そういった表現を置き換えて脱臭されてしまってはもはやちょもすじゃないとも言える。
辛そうだな~と思っていたけど、今年の後半は結構吹っ切れてきていて良かった。リスクを取っておもしろさを取るのも大事だという方向への揺り戻しが感じられる。あとは完全に想像だけど、Noteの収益もあって最悪炎上で一発レッドカードになってもなんとか生きていけそうというのもあるのかもしれない。
炎上しないために表現を変えるのはつまらないとは思うけど、それで職を失うリスクがあるなら背に腹は代えられないというのもまた事実で、世知辛いよな。プロゲーマーにまずはスポンサーやチームから以外の収益源を持つと生きやすくなるよなんて言えないだろう。
今年のまとめ
- 仕事を辞めてしばらく無職を経てフリーランスで働き始めた
- 社会やインターネットを見てさすがについていけないと思う出来事が多かった
といった理由からか、好きに生きさせてもらうわ~と思うようになった一年だったな。
振り返るとどうしてもインターネットへの恨み言みたいな言葉が出てきてしまうけど、趣味の面では楽しくすごしたので、来年も楽しい一年でありますように。
ーーありがとうございました。