夜更かし日記

川の横に住んでいます

2023年のゲーム振り返り

ほかのことも2024年中には振り返っていきたいと思う。


とても良かったゲーム

1. The Cosmic Wheel Sisterhood

言いたいことはツイートの通りなんだけど、更に言うと、主人公は辺境の星の家の中に幽閉されていてほぼひきこもり状態だって言うのがあって、にもかかわらずそこから宇宙の運命のすべてをつかみ取れるようなのがかっこいい。

あと今思い出したのが、ゲームの魅力を毀損するわけじゃないんだけど、あるキャッチコピーを選ぶシーンで「Make America Great Again」をもじったコピーを選択したら登場人物に止められて選べなかったのが残念だった。

運命のすべてに手が届くように思えるのに、トランプネタの選択肢が存在して現代のリベラルの価値観によって軽く馬鹿にされてしまうことがゲームを矮小化しているようだった。もっと大きなものを描いているのにって感じ。

1位に挙げたゲームの良くないところをいきなり思い出しちゃったけど、それは些細な点で、めちゃくちゃおもしろいゲームだった。

2. BLACK SHEEP TOWN

ヤク中やミュータントたちが暮らす街でギャングが抗争したりする群像劇で、と説明すると物騒な話なんだけど、それがかえって普通の人々の普通の生活だと感じられるようだった。

自分が社会からドロップアウト気味だったりするからかもしれないし、性格なのかもしれないし、そもそも現実ってヤク中やミュータントがギャングをやりながらつつましく生きるようなものなのかもしれないし、

いーや、単に瀬戸口廉也がめちゃくちゃ良く書けているからだね。

こういう良さもめちゃくちゃ出ていた。マジでいいゲームだった。

システムとしては、「~月~日 灰上姉妹」みたいにいろんな登場人物の断片的なエピソードを読んでいく形式で、選択肢は一切存在しなかった。人の生死がかかった場面などでも選択肢が現れず、いろんな人がそれぞれの選択で生き残ったり死んでいくのが良かった。このゲームの登場人物の人生を決めるのはおれじゃないと思うからすごく良かったね。選択肢を作らないという意図を感じたし、解釈一致だ。

あと、ファンアートの話になるけど、https://twitter.com/hide_tani さんのBLACK SHEEP TOWNの投稿好き。

かっこいい。

3. ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

特に風の神殿あたりまでがすごすぎて、風のボス戦はオールタイムベスト級の楽しさだった。

こんな大規模な3Dのゲームで、縦方向の動きがあってウルトラハンドとかいう謎のシステムもあって、これを成立させる大変さを想像するとめまいがしてくる。めちゃくちゃおもしろいゲームだったけど、それよりも偉いとか尊敬するといった言葉がまず出てくる。

ゼルダ、本当にすごい!(ゼノブレイド3のミオのセリフ「セナ、本当に強い!」より)

風の神殿あたりまでがすごいと書いたけど、そこから先もオールタイムベストじゃないってだけでめちゃくちゃおもしろいし、最高のゲームを作ろうとしている意気はずっと伝わってきた。

こんな風におもしろいゲームを作ることに一心に向かうひとたちがいるってことに現実感がないよ。熱意ありすぎ。ゲーム業界は黎明期なのかよ。

4. Endless Monday: Dream and Deadlines

主人公のペニーは先延ばし癖のある会社員で、オフィスにいても仕事をサボってマンガを描いたり、スマホでゲームをしたりしてばかりいました。 締め切りが月曜日に迫ったこの週末、先輩を失望させないため(そしてクビにならないため)、なんとかインスピレーションを湧かせ、あらゆる誘惑に打ち勝って、無事プロジェクトを完成させなければなりません。 その過程で、自分についても何かを学ぶことになるでしょう。

というsteamの説明文の通り。現実感のあるオフィスワークの嫌さと良さがあって、空想とのバランスも良くて楽しかった。そして登場人物もみんなかわいい。

5. ストリートファイター6

マリーザでダイヤ2くらいまでやった。今はちょっと間が空いてしまって遊んでいない。ランクが下がるのが怖い。ダイヤ2にしがみついていたい。でもエドが来たら復帰したい。アシストコンボ弱が小P123でそこからSA3も繋がるぞ~とか想像していると楽しい。

大会を見たり配信を見たりはじゃんじゃん続けているので、スト6シーンや配信の感想の記事を書く気持ちになったら掘り下げていきたい。

6. パラノマサイト FILE23 本所七不思議

両国住みなので近所の話じゃんという楽しさがまずあった。本所七不思議徒歩圏内。

ツイートもした気がするけど、あやめちゃんの葛飾北斎を蘇らせたいという願いが良かった。

子供や恋人を生き返したいとか交通事故を無しにしたいとかみんなが理解できる願いも良いけど、人間って個人の内面と社会とのバランスで形作られているわけだよね。

パラノマサイトが社会に受け入れられる願いしかだけしか描かれないゲームだったらあんまり楽しくなかっただろうと思う。あやめちゃんがいることですごくバランスが良くなってる。

絵も良かった。昭和の頃の話なので、奥田さんが聖子ちゃんカットだったりみんなかわいい。

良かったゲーム

ついにクリアした。またアプデが入ったらやろうと思う。

クッキーと言えばチップスアホイ最近食べてないので食べたい。

8. Backpack Battles Demo

いわゆるオートバトラーの一種で、毎ターン買い物をしてバックパックにアイテムを詰めて戦闘して、を繰り返す。だらだら遊べる。結構楽しかった。

帰省したら弟がめっちゃやりこんでておもしろかった。

さっきsteam見たらリリース予定が2024/04になってたのでリリースされたらまたちょっとやってみよう。

9. Ratopia

徴税の瞬間がチャリンチャリン言って楽しい。数日間くらいは起きてるときずっとやってた気がする。でもエンディングまではまだ行ってないので、いろいろアプデされたタイミングで復帰したい。

sasatikk、とろちゃん、たぬき忍者の配信も楽しかった。Ratopia配信はとりあえずつけておくのにちょうどいい。

10. ファミレスを享受せよ

懐かしいフリーゲームの雰囲気。閉じられた場所での淡々としたコミュニケーションが、未来や宇宙や別の文明に繋がっていく塩梅も良かった。クリア後のギャラリーモードに添えられた文章がエピローグのようになっていたのも楽しかった。

おれがおじさんだからかもしれないけど、ちょっとだけタイトルが恥ずかしいから、「ファミレスは楽しい」くらいの方が好きだったかもしれない。英語版の「Enjoy the diner」はしっくりくる。

11. As Dusk Falls

BLACK SHEEP TOWNの感想で選択肢がないのが良かったと書いたけど、As Dusk Fallsは選択肢がすごく良かった。自分の意思で人生が変わるんだぞということが表現されていたと思う。選択肢があったら良いか悪いかはゲームによるね。

紙芝居的なグラフィック表現も、(おそらく)予算の制約の中で効果的な表現を模索しているようでおもしろかった。

ゲーム

12. Starfield

10年前のゲームをやっているようではあるけど、おれは2023年もガラケーのゲームやったりSFCのゲームをやったりもしてるし、古臭いからと言ってことさら悪く言うこともないなと思う。

変に期待してなかったのもあってか、結構楽しくクリアまで遊べた。2週目はやってない。

ベセスダのゲームがずっと同じでTES6も同じだとしても、数年に一回くらいこんなゲームを遊ぶのもまあいいんじゃないかと思ってる。

13. ゼノブレイド3:DLC4(新たなる未来)

やったのが結構前な上にどこが本編でどこがDLCかうろ覚えだ。みんなでワイワイして欲しいという思いは今もある。

ゼノブレイドもずっと同じゲームだから、そろそろゼノブレイドXの続編をお願いしたい。新たなゼノなんとかでもいい。

14. ファイアーエムブレムエンゲージ

これも年始のゲームだから感想忘れちゃった! 

という感じだった。Xありがとう。イマイチなところもあったけど、楽しくてかわいかった気もする。

15. スイカゲーム ※2024/01/15 書き忘れてたので追記

なんか流行ってたゲーム。楽しい。3000点いけてないいのが心残りだ。

16. スーパーマリオブラザーズ ワンダー ※2024/01/16 書き忘れてたので追記

2Dのマリオへのモチベーションは特にないけど、やってみたら結構おもしろかった。

こんなビッグタイトルでゾウになるみたいな力の抜けたアイディアを出せるのが良いと思う。昔から地蔵になったりタヌキになったりするのが楽しかったわけだからね。

17. Pineapple on pizza

なんか流行ってたゲーム。住民の動きに個性があって楽しかった。配信もいろいろ見た。あと最近パイナップルが好きなので名前を評価してる。

18. 8番出口

なんか流行ってたゲーム。

と書いたように結構詰まっちゃったけど、楽しく遊べたと思う。配信もいろいろ見た。

19. Marble It Up! Ultra

権利や開発者にどの程度つながりがあるかはよくわからないけど、「Marble Blast Ultra」の精神的続編みたいなビー玉転がしゲーム。

ビー玉を転がしてスピードが出すぎてジャンプしてコースアウトしたら楽しい。

でも家でビー玉転がしててもいいかも。

20. q.u.q
21. 上に天井がある
22. Milk inside a bag of milk inside a bag of milk
23. Milk outside a bag of milk outside a bag of milk
24. HOPE LEFT ME

こういう小粒なアドベンチャーゲームをたくさんしていると、たまにめっちゃ合うやつがある。

この5本はどれも結構おもしろいものの、精神疾患を表現したようなのはあまり自分の好みじゃないということも徐々にわかりはじめている。過去を振り返ればゆめにっきが意味不明でつまらなかった。

ソーシャルゲーム

毎日やってるものなので特に順位とかは付けない。

クッキーランキングダム

引き続きやってる。おもしろい。

クッキーランのVRゲーム(クッキーラン:暗闇の夜)も出ていてそっちも気になるんだけど、そのためにMeta Quest 3買うのもなーと気が引けている。

ちなみに、Meta Quest 3のテレビCMとかTwitch CMでおなじみのこのキャラクターがクッキーランの主人公「勇敢なクッキー」です。覚えて帰ってね。

ポケモンスリープ

ほぼ毎日寝てる。もうちょっとで4個目の島に行けそう。

楽しくやってるけど、寝顔の高ランクがみんな「おなかの上寝」なのはイマイチだと思う。

ラクしてないか?

レトロゲーム

古いゲームなので特に順位とかは付けない。

探偵・癸生川凌介事件譚vol.1~13

石山貴也繋がりでパラノマサイトの後に遊びはじめた。G-MODEアーカイブスでやってるんだけど、ケータイっぽいUIもなんかいい。

ブレスオブファイア竜の戦士

昔のRPGをたまに挟んでいきたいみたいな気持ち、あるよね。

ディースがレベルアップがひとりだけ異様に早くて、更にレベルアップの度に大量の魔法を覚える。昔から生きてるけど長い間寝てて鈍ってる賢者という設定がテキストを使わずに表現されていて感心した。レベルアップでどんどん力を取り戻していく実感があった。

賢者タイプのキャラクターは初めから魔法をたくさん覚えていて成長しにくいジジイというのが定番だけど、成長しまくるのもすごみがある。

あと、序盤はどこにいってもボスが「しょうぐん」だったので、もう逃がさないで殺したほうが良くない?と思った。

魔神転生 blind thinker

やってない昔のメガテンシリーズをたまに挟んでいきたいみたいな気持ち、あるよね。まだ結構やってないのがあるので年1,2本やっていく気持ち。

嫌な気持ちが残ったゲーム

  • 期待していた
  • おもしろいけどどうしても嫌な部分がある
  • 評価が高いのはわかるけど嫌い

といった理由で、嫌な気持ちが強く印象に残ってしまったゲーム。

嫌なんて言わなくていいのに偏屈だねーとも思うし、嫌な気持ちも全部言っていこうとも思う。どっちの意見もあるよね。でももう書いちゃったからね、嫌なゲームです。

Sea of Stars

The Messengerが好きだからめちゃくちゃ期待していたんだけど、開発者の作家性が鳴りを潜めてしまっていて残念だった。

丁寧に作られているのは感じるけど、なんだか単調なゲームで、このゲームは何のために作られたんだろうというような疑問も湧いてしまった。

クリア後の開発室での店主の言葉を聞く限りではかなり開発は難航していたようだし、いろいろな紆余曲折や悩みもあったのかもしれないし、チームが大規模になりすぎて尖っていた部分が均されてしまったのかもしれない。

プレイヤーのおれにはなにもわからないので、期待してた割にはイマイチだったな~とだけ素直に記憶しておく。

引き続き応援はしているから、いつか次回作を作ってくれることを楽しみにしている。

ヒラヒラヒヒル

と書いたように、すごくおもしろいゲームだとは思うんだけど、選択肢が残念だったなーというのが印象に残ってしまった。こいつらの人生を決めるのはおれじゃないと思う。

2、3の選択肢でファンタジーとしか言えないハッピーエンドになるし、そして他方のエンドは当人たちにとって苦しいものだったりする。プレイヤー=登場人物として選択しているようには思えないデザインだから、ただ人生を引き裂いているようだった。デザイン上の意義やジャンル(エロゲーで女の子ごとの分岐など)からの要請もないのになぜこんなことをしてしまうのかと悩ましい気持ちになった。

あと、病気で差別されるひとたちの病院というモチーフはBLACK SHEEP TOWNにもあったから、別に何度似たモチーフを描いたっていいんだけど、発売も近かったし新鮮味が薄かったなーとも思う。

どうしてもBLACK SHEEP TOWNと比べてしまった。遊んだタイミングもある。

ちゃんとおもしろいゲームだとは思う。でもさー、選択肢が(以下繰り返し)。

GOODBYE WORLD

という感じ。小粒ながらいいゲームだったのにもったいない。

COCOON

めちゃくちゃ良くできているけど(Steamでも圧倒的好評)、おれの偏屈さがこのゲームを許さない。ひたすらパズルさせやがってふざんけんなと今思い返しても嫌な気持ちになる。

自分からパズルゲームをやったのに。

ウーマンコミュニケーション(未プレイ)

センシティブワードを見つけるというシステムが中心にある時点でどうやってもおもしろくならないだろうという気持ちがある。

間違い探しのようにテキストを読むのなら登場人物たちを人間として捉えにくくなってしまうから、そこでアドベンチャーゲームとしては一段階どうしてもつまらなくなる。登場人物に対して何かを感じることができるのだろうか。それを取っ払うようなシナリオ上の仕掛けなどがあったとしても、もともとなくて良かった壁を設置して取っ払っただけだろうと思う。

でも評価は結構高いんだよね。

センシティブワードを見つけるというシステムが単におもしろがられている(NKODICEのように)のか、ほかの楽しさがあるのかは少し気になっていて、もしかするとそのうちやってみるかもしれない。